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Merchants of Legalism: A History of State Responsibility (1870–1960)

Alan Tzvika Nissel

書籍情報, 歴史, 国家責任

2024年7月31日

国連が2001年に国家責任条文の起草を追えて以降,注意のほとんどが,この問題の起草過程に向けられてきた。Alan Nisselは,その歴史的なレンズを国連以前の起源にまで拡大し,近代的な国家責任法への米国の貢献に関する広範な研究を,はじめて行った。本書は,法律家が依頼人の特定のニーズに合わせて国際法を利用する,という繰り返される物語を,重要な3つの文脈から検討したものである。すなわち,新世界における米国の国際仲裁実務への転換,ドイツにおける国家統一を背景とした公法理論化,そして世界の諸機関において国際法を法典化する多数国間での試み,である。この拡大された歴史的枠組みは,この規範が制度化される以前の起源をたどるだけではなく,国家責任のドクトリンの二面性,およびそれらが生まれた政治的環境をも浮き彫りにするものである。


https://www.cambridge.org/core/books/merchants-of-legalism/1FCD0D6109E0F321BADF264E2376D731

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