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国際法勉強会
Marina Fortuna, Kostia Gorobets, Panos Merkouris, Andreas Føllesdal, Geir Ulfstein, Pauline Westerman (eds.)
書籍情報, 法源論
2024年11月1日
国際裁判所が,たとえば慣習を構成する要素を明確にし,その修正に必要な条件を明確にすることによって,慣習国際法の発展に大きく貢献してきたことは,よく知られている。本書は,国際裁判所が国際慣習法の解釈にも積極的に関与してきたことを明らかにする。本書は,国際裁判所における慣習国際法の解釈を解明するために,理論的な,方法論的な,そして規範的な相互作用という3つの視点を選んだ。これらの視点から慣習国際法とその解釈を見ることで,国際法廷における慣習国際法解釈の役割と機能をより完全に把握することができる。本書は読者に対して,慣習国際法とその解釈に関する一般的なな理論に疑問を投げかけ,長らく単なる慣習の同定とされてきたものに新たな目を向け,解釈の過程においても条約や法の一般原則と揺るぎなく結びついている慣習国際法への体系的なアプローチをとるよう促す。
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