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国際法勉強会
Congyan Cai , Larissa van den Herik, Tiyanjana Maluwa
書籍情報, 安全保障, 国際機構
2024年2月14日
緊張が高まり,グローバルな分極化が進み,国際的な法的・政治的秩序の根底にある原則が争われる時代において,国連安全保障理事会は国際の平和と安全の維持にどのように貢献できるのだろうか。3人の著者による本書では,地理的にも,法社会的にも,思想的に多様な背景を持つ専門家らが,安全保障理事会の歴史的発展,現在の機能と欠陥,決定的な緊張と将来の筋道について,それぞれの見解を示す。ここでは,3つのアプローチが互いに影響し合っており,それは,①新興のアクターとしての中国の役割を強調するパワー重視のアプローチ,②弱小国,仲でも特に安全保障理事会の選挙で選ばれた国がいかに影響力を行使し、法の支配の基準を強化しうるかを探求する制度主義の視点,③中心的アクターとしての安全保障理事会が国際の平和と安全の維持に向けていかに地域的組織と協力しうるかを探求する地域主義の視点,である。本書はケンブリッジ・コアでオープンアクセスである。
【目次】
はじめに:国連安全保障理事会の4つの緊迫した領域
1.国連安全保障理事会:グローバルな力関係の変化の中での平和維持
2.国連安全保障理事会:制度的な強さの反映
3.国連安全保障理事会:中央主義と地域主義の間で
結論:力,手続,そして周辺―ウクライナ戦争における国連安全保障理事会
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