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国際法における政府のアイデンティティ(The Identity of Governments in International Law)

Niko Pavlopoulos

書籍情報, 国家

2024年3月21日

本書は,政府の地位に関する国際的な法的規制について包括的に説明するものである。本書では,国際法における国家政府の基本的な概念的側面を検討した後に,慣習国際法における政府の承認と政府地位の基準に関する法律を分析する。また,国際機関の文脈における政府のアイデンティティに関する事項についても研究している。


本書は,政府の地位の規制に関する積極的な国際法の枠組みを提示し,カンボジアの対立政府(1970-75年、1979-89年、1997-98年),タリバンの承認(1996-2001年・2021年~),ベネズエラ大統領のアイデンティティ論争(2019年以降)など,歴史的・現代的な事例を幅広く取り上げている。国際法における国の優位性と,国の代表としての政府の重要性を考慮すると,確固たる概念的基礎に基づいた体系的な実践の検討により,本書は国際法のみならずあらゆる分野の学者や実務家にとって有益な参考書となろう。


https://global.oup.com/academic/product/the-identity-of-governments-in-international-law-9780198882923?cc=jp&lang=en&

【目次】

1 はじめに

2 国際法における国の「政府」の概念

3 政府の承認

4 政府の地位に関する国際法上の基準

5 国際機構における政府に関する諸問題

6 結論

学部生・院生の国際法勉強会

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