top of page
国際法勉強会
Cathrine Crämer
書籍情報, 人道法, 国家責任
2024年8月1日
本研究は,国家が人道的な目的で,そして安全保障理事会の承認なしに一方的に武力を行使することが,「人道的な対抗措置」という概念によって正当化されるのか,という問題を扱う。この文脈で人道的な対抗措置は,対抗措置の概念から派生しており,これは国家責任条文49条以降で考えられている国家責任法に由来して,伝統的に平和的な二国間措置のみを指す。研究の核心は,人道的な軍事行動へと対抗措置を開放し,そのようなアプローチの法的実現可能性を議論しながら,法的枠組みを確立することで濫用の可能性を効果的に抑制することにある。最終的にはでは,人道的な対抗措置の具体的な条件が定義され,それが対抗措置の再解釈と慣習法のさらなる発展の指針となる。
https://link-springer-com.peacepalace.idm.oclc.org/book/10.1007/978-3-658-45285-8
【目次】
人道的な対抗措置という概念の導入
人道的な軍事行動に対する対抗措置概念を開く
人道的な対抗措置の具体的なデザイン
bottom of page