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二次制裁と国際法に関するケンブリッジハンドブックThe Cambridge Handbook of Secondary Sanctions and International Law

Tom Ruys, Cedric Ryngaert, Felipe Rodríguez Silvestre (eds.)

書籍情報, 国家責任

2024年10月31日

我々は,制裁の時代に生きている。地政学的な理由からは,力の強い国と経済ブロックが,特定の目標国との経済取引を制限するような一方的な措置をとることが増えている。これらの制裁は,制裁を課している国と対象国の間の取引に適用されうるが,第三国と目標国の間の取引にまで拡大されることもある。こうした「二次的な」制裁を科すことで,国はさらに対象国を孤立させることをねらう。二次制裁の域外性は,第三国の経済主権と対象国の事業者の国際的な商取引の遂行の自由を侵害するために,措置を論争的なものにする。本書は,たとえば一般国際法,国際経済法,そして私法といった多くの法的視点から,二次制裁の適法性を強調する。また本書では第三国や事業者が,たとえばそれを阻止する立法や訴訟を通じて,いかにして二次制裁への対抗を正当に示すことができるのかを検討する。また,二次制裁に関する経済的および政治的視点も提供するものである。


https://www.cambridge.org/core/books/cambridge-handbook-of-secondary-sanctions-and-international-law/14414293E704853C9FF40E3AADCB4FD0

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