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ウクライナに対する戦争とEU:新たな現実に直面して(The war against Ukraine and the EU : facing new realities)

Claudia Wiesner, Michèle Knodt (ed.)

書籍情報, 国際機構

2024年4月30日

本書は,対ウクライナ戦争が欧州連合(EU)とEU研究にもたらした様々な影響を論じることを目的とした公開の書籍である。本書は,ロシアによるウクライナ攻撃とそれに続く戦争が,世界秩序に影響を及ぼすだけでなく,EUおよびEU加盟国にとって,多くの現存するの見解や信念に挑戦しているという事実を受け止めている。EUは今,変化する世界秩序の中で自らを位置づける必要がある。具体的には,多くの加盟申請,リベラル・デモクラシーに対する内外の挑戦,多くの決定的な政策分野における戦略的自律性の発展などに対処する必要がある。本書は,経験豊富な学者を招き,以下のテーマと分野を各章で取り上げている。それは,EU研究およびIRにおける理論,アプローチ,概念,EUと変化する欧州秩序・世界秩序,自由民主主義の戦争と防衛,メンバーシップ政治,エネルギー政策である。


https://link.springer.com/book/10.1007/978-3-031-35040-5


1.はじめに ウクライナ戦争:新たな現実に直面するEU(Michèle Knodt and Claudia Wiesner)

2.原点回帰?ウクライナ戦争と国際関係のグランド・セオリー(Oriol Costa and Carme Martínez Blanc)

3.ヨーロッパ研究における戦争と平和: A Zeitwende?( Knud Erik Jørgensen)

4. EUとヨーロッパの再編成:古い境界線と新たな挑戦(Michael Smith)

5. 対ウクライナ戦争、世界秩序の変化、民主主義と独裁主義の対立(Claudia Wiesner)

6. ハンガリー、EU、ロシアの対ウクライナ戦争:EUの対外政策決定のダイナミクスの変化(Partick Müller and Peter Slominski)

7. 安全で持続可能か?ロシア戦争がEUのエネルギー・ガバナンスに与えた影響の解明(Michèle Knodt, Marc Ringel and Nils Bruch) 

8. 条件と論争: EU加盟への道を歩むウクライナ(Andrea Gawrich and Doris Wydra)

9.それでも規範的大国ヨーロッパ?ロシアの侵略戦争下のウクライナにおけるEUの認識(Kateryna Zarembo)

10. グローバルメディアの情報戦場におけるウクライナの物語(Natalia Chaban and Svitlana Zhabotynska)

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