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『Lex Ad Astra――宇宙汚染に対する非国家主体の責任

Matthew Gillett, Katja Grunfeld, Iva Ramuš Cvetkovič

宇宙は長らく「最後の手つかずの自然」と見なされてきた。しかし近年、非国家主体(non-State actors)の宇宙活動が活発化し、宇宙汚染のリスクが高まっている。


現在の宇宙法は、冷戦期に国家中心の枠組みで設計されており、非国家主体に対する規定が不十分である。この新たな脅威に直面する中、本書は宇宙法における救済の可能性を検討する。具体的には、宇宙条約(Outer Space Treaty)に加え、国際環境法、国際刑事法、国際人道法、国際人権法といった他の国際法体系の適用可能性を探る。また、宇宙活動を行う各国が国内レベルで採択した立法についても分析する。


さらに、本書は非国家主体の行為を国際法の枠組みでどのように位置づけるかという理論的課題にも取り組む。最終的に、非国家主体による宇宙汚染の責任を問うための画期的な国際法の新たな枠組みを提案する。


https://brill.com/display/title/69509

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