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国際法勉強会
国家間通報と人権――その発展と展望(Inter-State Communications and Human Rights: Developments and Prospects)
Rosana Garciandia, Jean-Pierre Gauci (eds.)
過去5年間の国際的な動向は、長らく休眠状態にあった制度――国連の人権条約機関における国家間通報(inter-state communications)――の重要性を再び浮き彫りにした。
この制度は、これまで十分に活用されず、結果として十分に研究もされてこなかった。国家間通報は、ある国家が他国による人権義務違反を国際機関に提訴することを可能にする。
近年、国際司法裁判所(ICJ)やその他の国際紛争解決機関において、人権問題を中心とした重要な案件が審理されている。また、人権条約機関や各種の人権裁判所でも、数多くの重要なケースが審議中である。
本書は、こうした状況を踏まえ、国家間通報が人権の促進と尊重の確保にどのように貢献し得るかを考察することを目的とする。
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