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国際司法への介入:国際裁判所における第三国(Intervening in International Justice Third States before Courts and Tribunals)

Brian McGarry

国家による法的手続への介入は,国際紛争解決における最も魅力的で難解な問題のいくつかに関わる。この中には,条約解釈,対世的義務(erga omnes),司法権限および規則形成の法源,付随手続の性質,不可欠な当事者に関する貨幣用金原則,司法および仲裁機関間の相互影響,管轄権,当事者の自律性,および既判力といった問題が含まれる。

しかし,法学者や研究者はこれらの問題を個別に扱う傾向があるため,第三国による介入の実務における各発展は,予測できなかった新たな論点を生み出してきた。例えば,2022年におけるウクライナ対ロシア事件での国際司法裁判所に対する数十か国の集団介入の申立や,2016年の南シナ海仲裁で中国不在のもとで周辺国が参加した事例などである。

本書は,国際司法に対して概念的,比較的,および歴史的アプローチを適用し,介入の実務と将来的な発展を独自に総合的に評価するものである。


https://www.cambridge.org/core/books/intervening-in-international-justice/C80018A62EA4CBE2363362F140A406C6

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